今日は建築写真に関して、
内観撮影時の照明器具のON/OFFの考え方についてお話をします📷
光には、
外から入り込む「自然光」と、
照明器具による「人工光」が存在します。
建築写真の場合、
「自然光」のみでの撮影が基本です。
その理由として、
■ 色被りがおこる
■ 不自然な影ができる
■ 締りのない印象になる
■ (色などの)要素が増える
などがあります。
こだわりのある壁や建具、床材などに人工光の色が被ってしまうことで、
素材本来の質感が損なわれることがあります。
また、部屋全体に光が当たることにより、
全体的にメリハリのない、のっぺりとした印象に仕上がります。
正しい色合いと質感を伝えつつ、
立体的で高級感のある写真に仕上げるなら、
自然光のみで撮影するのがベストなのです。
また、照明器具はどんな時に点けるのか…を考えれば、
「暗いところを照らす」ために点けますよね💡
そのため、
『自然光のしっかりと入る明るいお部屋』
を撮影する時には照明OFF
『採光のとれない暗いお部屋』や『夕景』『夜景』
を撮影する時には照明ON
といった具合に撮り分けたりもします。
ただし、
自然光のみでの撮影では、
撮影も編集も技術が必要になってくる為、
カメラマンの技量が問われる写真だったりもします。
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